時々、人事の方から、N1 を取得しているから問題ないだろうと思って採用したけれど、現場ではもう少し話せると思っていた…などという話を聞きます。
何故こんなことが聞かれるのでしょうか?
JLPT で測定する内容とは
そもそも JLPT は、語彙・文法・読解・聴解といった「知識」を測るテスト。そのため、話す・書く能力や、やり取りの能力を測る科目は含まれていません。
これを聞くと、なるほどと思いませんか?
外国人材を採用する際、多くの企業が「日本語能力試験(JLPT)」の等級を採用基準にしていますが、最近、もうひとつの物差しとして「CEFR(セファール)」という言葉を目にする機会が増えてきました。
今回は、経営者や人事担当者向けに、この新しい基準について優しく解説します。
CEFR とは?
CEFR は、もともとヨーロッパで作られた「語学力をはかるものさし」です。A1(はじめたばかり)から C2(上級者レベル)まで 6 段階で表され、「単語や文法をどれだけ知っているか」ではなく、「実際の場面で何ができるか」を基準にしているのが特徴です。
なぜ今、企業担当者が知っておくべきなのか?
技人国や特定技能など、就労系ビザの多くは今も JLPT を基準にしています。ただし日本語教育の現場では、CEFR を参考にしたカリキュラムづくりが広がりつつあります。
実際、JLPT も、2025 年第 2 回の試験から、成績表に CEFR レベルの参考表示を公式に追加しました。
今後、日本語力の証明方法や評価の見方が変化していく可能性があります。
採用時に「試験の合格級」だけでなく、「実際の業務でどこまで日本語が使えるか」という視点を持っておくことは、ミスマッチを防ぎ、定着率を高めることにもつながります。
【JLPT 総合得点と CEFR レベルの対応表】
出典:国際交流基金(JF)・日本国際教育支援協会(JEES)「JLPT の CEFR レベル参考表示について」
東京・千代田区にある行政書士あかつき国際法務事務所では、技術・人文知識・国際業務や高度専門職などの就労ビザの申請手続きを行う他、所属機関の顧問として外国人の雇用についての相談も承っています。
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