特定技能の登録支援機関とは?役割や確認方法をわかりやすく説明!
2025年現在、日本で外国人材の受け入れを進める「特定技能」制度は、深刻な人手不足に対応するための制度です。
この記事では、特定技能制度における「登録支援機関」とは何か、どんな役割があるのか、またどうやって登録機関を確認するのかなどを分かりやすく解説します。
登録支援機関とは?
「登録支援機関」とは、特定技能外国人を受け入れる企業(受入機関)に代わって、支援計画の実施をサポートしたり、外国人が日本で安心して暮らせるよう日本語の上達のためのサポートをしたり、病院や役所など日常生活のサポートをしたりする外部機関を言います。
特定技能の制度では、外国人が日本で安心して働けるよう、受け入れる企業は生活や職業に関するさまざまな支援を行う義務があります。
しかし、中小企業などではその支援を社内で完結するのが難しいケースも多いため、登録支援機関に支援業務を委託できる仕組みになっています。
登録支援機関の主な支援内容(支援計画)
登録支援機関が行う支援の例は次の通りです:
- 空港への出迎えや住居確保の支援
- 生活オリエンテーション(ゴミ出しや交通ルールの説明など)
- 日本語学習の機会提供
- 相談・苦情対応(母国語での対応を含む)
- 各種行政手続きの補助(住民登録、口座開設など)
これらはすべて「支援計画」と呼ばれ、事前に計画を作成して出入国在留管理庁に提出・認可を受ける必要があります。
登録支援機関になるには?
登録支援機関として業務を行うには、出入国在留管理庁に登録申請をし、「登録支援機関」として登録されることが必要です。
登録には以下の条件があります:
- 支援業務に関する体制が整っていること
- 外国人支援に関する知識や実績があること
- 欠格事由(過去に不正行為があった等)に該当しないこと
登録後も、定期的な報告義務や監査の対象となるため、継続的に適切な支援体制を維持することが求められます。
信頼できる登録支援機関とは
この登録支援機関は信頼できるのか?ということは、企業や外国人にとってとても大事なポイントです。
出入国在留管理庁の公式サイトでは、登録支援機関の一覧が公開されています。
👉 登録支援機関一覧(法務省)
https://www.moj.go.jp/isa/support/1_005_00123.html
このページから、登録番号・所在地・対応言語・業種などを検索・確認できます。
登録の有無だけでなく、どんな国籍に対応しているか、どの業種に強いかもチェックすることができるので、求めている登録支援機関を探しやすいと思います。
登録支援機関を選ぶときのポイント
登録支援機関を選ぶときは、以下の点を意識しましょう
- 対応可能な言語(外国人が理解できる言語で対応できるか)
- 業種への理解(業種特有の問題に対応できるか)
- 迅速かつ丁寧なサポート体制
- 法令順守の意識(不法就労などに関与しない体制)
「登録支援機関」は、特定技能外国人が日本で安心して働くために欠かせない存在です。
信頼できる機関を選び、しっかりとした支援体制を整えることで、外国人も企業も安心して特定技能制度を活用することができます。
当事務所では、特定技能に関する申請サポートを行っております。
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